QUESTIONS
よくある質問
菌ちゃん野菜づくりについてのよくいただく質問をまとめています。
Q: ハウス栽培では効果がありますか?
A: ハウス栽培は、雨が直接あたらないのでうまくいきやすいです。
ただし、周囲から地下水が入ってくる環境だと当然糸状菌は深く伸びることが出来にくいのでお勧めできません。
ハウスの周囲に溝を掘って、溝に水が貯まらずに流れ出るようにしてください。
Q: 日当たりが悪く、半日くらいしか太陽があたりません。そのような場所でも可能でしょうか?
A: 直射光が全然当たらないのでしたらうまくいきませんが、3~4時間も当たるようでしたら問題なく育ちます。
Q: 野菜を抜いた場所が空いており、そこで講座に合わせて土作りをしていこうかと思っています。
講座で土作りが始まるまでの間、その場所はどのようにしておくのが良いでしょうか?
A: 抜かれてた後そのままで大丈夫です。そこに新しく本格的な土づくりをやっていきましょう。
1月からの講座の中で必要なことは全部お伝えしておきますので、今は何もしなくて大丈夫です。
Q: 黒マルチを使わないで手近な自然物を使うか又は使わないで菌ちゃんの農法に近い効果を出す方法があれば教えていただきたいです。
A: 菌ちゃん土作りのポイントはいかに糸状菌を増やすかです。そして糸状菌は水にあたると死んでしまいます。雨を通さないようにしていただきたいです。マルチを使いたくないということでしたら、茅葺き屋根のように、雨が流れていくように茅を少し斜めにして、畝の上に敷いて、雨よけにするのもOKです。
Q: 種の取り扱いはありますか?種はどこから買うのがよいでしょうか?
A: ネットでカタログを見てメール等で購入できるおすすめの店はこちらです。
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【自然のタネ】
タネが来なくなると、死活問題です。日頃からホームセンターではなく、種苗店に行ってサカタやタキイなど、日本の種苗会社のタネを購入して欲しいです。
在来種(固定種)と呼ばれるタネの多くは、自分でタネ取りできるのでお勧めです。
反対に交配種(F1)は、いわゆる雑種強勢の効果で、優秀なタネが多いのですが、その野菜からタネを取ると、次代は性質がバラバラになる傾向があり。タネ取りは難しいです。となると来年もまた買わないといけないので、グローバル企業ではなく日本の種苗会社が育種したものを買うことで日本の種苗会社の存続を応援して欲しいです。
Q: 蔓、雑草、米糠、落ち葉を混ぜて土作りをしようと思います。通信講座が始まるまで待った方がよいですか?
A: もし、本などを見て作れるようでしたら、今のうちから少しずつ土づくりを始め、糸状菌が活動しはじめる春先にマルチを被せるのがいいですね。(どのタイミングでマルチを被せるのかなどは通信講座でお伝えします。)
先に藁、雑草を集めておいて、通信講座が始まるまで待って、そこから一緒にやるのでも間に合います。先に集めた藁、雑草などは、野ざらしで大丈夫ですが、できれば、高さ20~30cmぐらいまでにしておいてください。そうすることで、空気がはいって乾きにくくなり、菌糸がつきやすくなります。
Q: 現在育てている野菜が虫に食べられて全滅です。畝に何か入れて土を作り直した方が良いですか?
A: 土づくりに改良の余地があったと思われます。
今の畝を作り直すのは難しいので、今回は諦めていただき、本格的な土づくりを通信講座でやっていきましょう。それで虫がくるのか来ないのかを試していただきたいです。
毎年虫を取っていたのに、土づくりを変えたら急に虫がこなくなったとびっくりされる方はよくいらっしゃいます。
Q: 水稲の栽培ではどうしたらいいですか?
A: 糸状菌は水中では住めないので、水田には居ません。水田の場合は、山からミネラルも入ってきますし、窒素分も微量入ってきて、それでお米はよく育ちます。ですから、要は土の中の腐敗(ヘドロ臭)をなくせばいいのです。
ところが多くの田んぼの土は腐敗に傾いています。腐敗させない方法は、堆肥を春にいれず、秋口にいれる、しかも浅めに混ぜて空気と触れやすくする。またお米を収穫したあとの残渣、藁などを春にまぜると、すぐ水を溜めるので腐敗しやすいです。秋のうちに浅めに混ぜる。これで病害虫に強くなります。
すでに下層の土がヘドロ臭のする田んぼの場合は、収穫が終わったら早めに天地返しをして、空気に触れさせます。
Q: 今回の通信講座で無肥料で、夏野菜を栽培するとの事ですが、果菜類(ナス、キュウリ) 肥料食い野菜を栽培できるのでしょうか?
A: ナス、きゅうり、問題なく育ちます。ただしそれは、予定通り土づくりが出来た場合ですのでまずは小さな面積で成功体験してから広げることをお勧めします。
Q: これからも農薬散布を続ける予定の畑の隣で、菌ちゃん野菜を作って良いですか?
A: 難しい問題ですね。通常の農薬散布でしたら気にするレベルではないのですが、最近はネオニコチノイドという超微量で長期間効果のある農薬を使うことも多いのでそのような農薬だと隣の畑まで影響が若干あるのではと思います。
どこまで気にするかの問題ですので、答えはありませんができれば少し離れたところで実践できたらいいですね。
Q: 寒い地域(北海道)に住んでいます。本州と同じ流れで進みません。土が出来てもそのあとには冬が来て作物を作れません。この土で来年の春に苗を植えても意味があるんでしょうか。向けのアドバイスもありますか?
A: 寒い地域にお住まいの場合、雪が降ると菌が動かなくなります。
まだあたたかい時期に土を仕込んでおけば、マルチもかけますので、雪が積もっても土の中で自分で発熱して土づくりができます。
そうすると、雪解けと共にすぐに夏野菜が植えられます。
すでに寒くなっている場合は、いつでもいいので土づくりを仕込んでおく、または雪解けしてから仕込んで、そこから2〜3ヶ月待って秋野菜を植えるということになります。
通信講座では5月末に夏野菜の定植を説明しますが、北海道でしたら2か月待ってから秋冬野菜を植えることになります。そしてその翌年は雪解けと同時に夏野菜を植えられますよ。
Q: 集めた籾殻や木のチップを野ざらし(乾いたり濡れたりする状態)で放置すると思いますが、北陸のため雪があります。
何かいい方法ありますでしょうか?
A: 雪前に土づくりを仕込めば雪融けと共に作付け開始出来ますが、それ以降は雪解けしてから仕込んで、8月に秋野菜を作付けすることになります。
籾殻は今のうちに野ざらしにしておいて下さい。雪が乗れば風で飛ばされずに済みます。
木のチップは1年程度は野ざらしにしておいてやっと糸状菌がつき始めるので、雪解けしてから、糸状菌のつき始めた木の葉や枝、チップを山や製材所近くから探してきてそれを使います。
Q:雑草などを使用しての土作りから始めるとのことですが、雑草はどの位の量が必要でしょうか?
今のうちから集めてストックしておいた方がよいでしょうか?
A: 雑草なども含め必要なものは1月の開始時に詳しくお伝えしますのでそこから集められても間に合うと思います。心配なようであれば、今のうちから集められれるだけを集めておいてください。
・雑草は、セイタカアワダチソウなどの大型の雑草や、メヒシバ、チガヤ、ススキなどイネ科の葉がツンツンと尖って茎がかたい雑草で、乾燥したものを1㎡あたり5kg程度を用意してください。
・落ち葉も竹も同じくできるだけ乾燥したものを1㎡あたりで5kg程度を用意してください。
・籾殻を使う場合は、畝1㎡に対して、70~80ℓ。
以上、示した量はそれぞれ1種類だけ使う場合の量ですので、いくつかの種類があるときは全体で同じ程度の量になればいいです。
先に集めた雑草、落ち葉、籾殻、竹などは、野ざらし(乾いたり濡れたりする状態)で放置します。できれば、厚み(高さ)を20~30cmぐらいまでにしておいてください。そうすることで、下層部は乾きにくく、かつ空気も入ってくるので、菌糸がつきやすくなります。
Q:冬の間に夏野菜の畝作りを始めたいと思っています。炭作りも始めますが、籾殻燻炭がすぐに手に入るので、それを利用する場合、1平方メートル当たりどれだけ入れればいいですか?
A:通常は1㎡あたり3キロ以内で十分でしょう。今すぐ入れておく必要はありません。
もっとたくさん入れる方法もありますがいろんな注意が必要です。詳しくは通信講座をご覧下さい。
Q:粘土質の土壌でも、この菌ちゃん野菜づくりはうまくいくでしょうか?
A:質問のような土壌の場合、少し時間がかかりますが、このやり方でうまくいきます。
例えば土を仕込んで最短2か月で植えつけできる予定が、4か月前後かかると言うことです。
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